脳梗塞・脳出血後遺症による、めまい・頭重感の治療に用いられていたカラン錠・カラン細粒(武田薬品工業株式会社)は、有効性が認められないとのことで平成13年8月付で製造・販売中止となりました。
現在 服用中の方は主治医の先生にご相談下さい。
※注:特に重大な副作用が発現したということではありません。
(カラン錠)
上記薬剤との因果関係が否定できない劇症肝炎がこれまでに8例(内、死亡例は6例)が報告されています。(推定使用患者数:約30万人)
服用を開始して6ヶ月間は定期的な肝機能検査を受けましょう。
劇症肝炎等の重篤な肝障害は、おもに服薬開始から6ヶ月間以内に発現しています。
服薬開始後、6ヶ月間は定期的に肝機能をチェックしてください。
服用中に食欲不振・全身倦怠感等があらわれた場合は、医師の診察を受けて下さい。
副作用として肝障害が発生する場合、これらの症状が初期段階として現れます。
セルタ(武田薬品)バイコール(バイエル薬品)が副作用のため、発売中止となりました。(平成13年8月中旬)
※主治医の先生のご意見を聞いてください。
- セルタ錠0.15
- バイコール錠0.1mg
- バイコール錠0.15mg
塩酸フェニプロパノールアミン(PPA)の副作用
市販風邪薬の成分として広く含まれている塩酸フェニプロパノールアミン(PPA)に脳出血を起こす副作用があると(11.06)に米食品医薬品局(FDA)より報告がありました。(FDA)は(PPA)が含まれている薬品の販売を中止しました。
日本にも(PPA)を含む、風邪薬・鼻炎薬がありますが、販売中止にはなっていません。例えば下記に書いてある市販薬には(PPA)が含まれていますので注意してして下さい。購入される時は、医師・薬剤師にご相談ください。
- 住友製薬 ・ダンリッチ(医療用医薬品)
- 武田薬品工業 ・ベンザブロック錠、ベンザブロックSPなど
- 大正製薬 ・パブロン鼻炎カプセル成人用など
- 佐藤製薬 ・ストナリニ、ストナジェルサイナスなど
- エスエス製薬 ・エスタック(ニスキャップ)など
- スミスクライン・ビーチャム製薬・コンタック600SRなど
- 三共 ・ルル鼻炎ソフトカプセルなど
※下記に書いてある病気・症状のある方は、上記のお薬を服用しないで下さい。
(高血圧・心臓病・甲状腺障害のある方・脳出血を起こしたことのある方)
アクトスの副作用について
アクトス錠を服用されている患者さんに、副作用とみられる心不全が発症しました。
国内で5人(国内において、推定使用者数:約9万人)の方が発症されたと報告されています。
アクトス服用中の患者さんへ
服用中、顔面のむくみ・下肢のむくみ・急激の体重増加の症状がみられ
た場合は直ちに、病院を受診して主治医の診察を受けてください。
「ドボネックス軟膏」発売のお知らせ
- 平成12年6月13日付けで発売された軟膏、「ドボネックス軟膏」は、葉尋常性乾癬の症状を呈した皮膚に特徴的な角化細胞の増殖亢進・分化異常を正常化する作用があります。
乾癬に対する「中程度改善」以上の改善率は、91.4%(308例/337例)と、優れた治療効果を示しています。
ドボネックス軟膏に対するお問い合わせは、皮膚科の専門のお医者さんにお願い致します。
ロキソニンによる肝機能障害
ロキソプロフェンナトリウム剤は、商品名「ロキソニン」として、風邪や腰痛の治療に使用されています。
発売当初から、重い肝障害のある患者さんには投与を禁じていましたが、1997年以降、患者8人が重い肝機能障害を起こし、うち2人が死亡していたことが分かりました。
「ロキソニン」は現在のところ、1日約80万人の方が服用していると見られています。
劇症肝炎の初期症状は風邪によく似ています。
ロキソニンの服用時、食欲不振・全身倦怠感等が起こるようであれば、お医者さんに相談してみてください。
(平成12年5月30日)
ノスカール発売中止のご連絡。
- 月1回の肝機能検査を徹底させることで、重篤な副作用を回避し、安全性を確保していましたが、3月22日より、発売停止となりました。
現在ノスカールを服用されている方は、かかりつけのお医者さんにご相談してみてください。
下記薬剤との併用による、重大な副作用の報告が伝えられています。
- エイズの薬
- 心臓の薬
- 喘息の薬
- 免疫抑制剤
- 抗うつ剤
該当する薬剤を服用中の方は、上記健康食品との併用により、薬剤の作用が充分に発揮されなかったり、また副作用の発生を助長したりする場合があります。
詳しい薬剤名等は、リンク先の「日本薬剤師会のページ」にて発表されています。
ご自分の服用している薬剤の名前が分からない、という場合は、医師・薬剤師等にご相談ください。
海外から流入。日本でも注意が必要。
- ニューヨーク市を中心に流行している脳炎は、米疾病対策センター(CDC)の検査で、米国ではこれまでに全く発病例の無かった西ナイルウイルスによる脳炎と判明。
- 西ナイルウイルスが確認された患者は,死亡者3人を含め25人。
さらに162人の感染が疑われている。
- 西ナイルウイルスの脳炎は、アフリカや西アジアでは以前から発生しており,1996年にはルーマニアでも流行があり,39人が死亡。
ニューヨークには旅行者・輸入動物を通じて流入した可能性が指摘されている。
- 同様の流入経路により,日本にもウイルスが入り込む危険性は常にある。
日本の蚊もこのウイルスの媒介能力を持っているとされているため,十分な注意が必要だ。
99.09.29付けの 山陽新聞の記事を参考にしました
9月6日(月)のNHKのニュースで抗アレルギー剤の「トリルダン」という薬の副作用により死亡した事例が報道されました。
- この症例の背景について詳細を調べておりますが、今現在まったく分かりません,
何かご存知の方がおられましたら教えてください。
クラミジア…ウィルスと細菌の中間的な微生物。感染すると,1~3週間の潜伏期間を経て発症。男性は尿道の炎症によるかゆみや排尿時の痛みを伴うことが多いが、女性の場合は自覚症状が出にくく,他の性感染症に比べ,蔓延しやすい。
- 約2週間の抗生物質、抗菌剤の服用で治るが,放置しておくと不妊や流産の原因にもなります。
- クラミジア感染症の総患者数は年々増加しており,元年(平成)の48人から10年には143人と約3倍になっています。
- 9月2日からの低用量ピルが発売になるが,ピルの服用で全て問題が解決されるわけではありません。
クラミジア感染症を含む性感染症の予防にはコンドームの使用が効果的です。
- 性感染症の増加率が未成年に突出しているとのこと。
無知と無謀は言い訳になりません。
サリドマイド…副作用による奇形が世界的に問題になった催眠剤
- 薬害の判明後,世界中で販売が禁止されていた同薬は、最近,腫瘍の形成を妨げる効果があると、見直されつつある。
- ガン研究所が行う臨床試験は,再発または転移した大腸がんを手術で取り除いた後の患者を対象に、ガンの再発を食い止める効果を調べるというもの。
94人を対象に,2年間かけて実施する計画。
- サリドマイドの血管形成を妨げる作用を利用し,ガン組織への酸素や栄養を遮断し,拡大を防ぐと考えているようだ。
オダイン(前立腺癌のお薬)で死亡例がでています。
- 当薬局の患者さんでも肝障害がおこり、服薬を中止しました。服薬中は1ヶ月に1回の血液検査を必ず受けましょう。
食後の過血糖を防止する薬、グルコバイ(バイエル)・ベイスン(武田)で、劇症肝炎という副作用が報告されました。
- 平成10年3月4日に厚生省からこれらの薬について医薬品安全情報が出されました。
- グルコバイによる2例の劇症肝炎による死亡の報告を読んでおりますと、2例とも血糖値のコントロールがうまくいっていなかった症例のようです。
- これらの薬をお使いの方は、定期的に血糖値および肝機能の検査を受けて下さい。