新型インフルエンザウイルス感染を疑うべき患者
現在の日本において、新型インフルエンザウイルス感染を疑う患者は、以下の条件をすべて満たすものであるといえる。
① 新型インフルエンザが流行している地域へ渡航または在住し、帰国後10日以内
② 咳・痰・呼吸困難などの呼吸症状、および発熱を有する。
以上の条件を満たさない患者であっても、基礎疾患を有せずかつ急激に症状が悪化する症例については、新型インフルエンザを疑う必要がある。
◎管轄の保健所に電話をし、相談して下さい。
◎医療機関への受診は控え、電話にて医師の指示に従って下さい。
新型インフルエンザについて
もしものための備蓄品
流通が停滞してしまったり、外出が不可能になってしまうなど、新型インフルエンザの流行時には食料や日用品が調達できなくなる可能性が高いです。
万が一の時、流行が過ぎ去るまで家族で籠城することが可能なように、出来れば2か月分くらいを備蓄しましょう。
●食料品 | 米、切り餅、麺類(長期保存が出来る主食類を準備) 砂糖、塩、醤油 インスタントラーメン、レトルト食品(カレー、おかゆ、味噌汁など)フリーズドライ食品、乾物 缶詰 粉ミルク、離乳食(乳児がいる場合) 缶ドロップ チョコレート、キャラメル ジャム、ゼリー状栄養補給食品(少量でも等分も高く高カロリー。高熱時食べる力がなくなってもとることができます) |
●飲料品 (ライフラインが止まった場合、 また高熱時の脱水症状の予防にも) |
ミネラルウォーター ペットボトル飲料 スポーツドリンクなどの粉末飲料 水 (上水道は新型インフルエンザ流行時にも供給がとまらないよう対策がなされていると考えられますが、 万が一の場合の為備蓄しておくことをお勧めします。 生命維持に必要な飲料水の量は一人一日4リットル程度です。) |
●日用品・医療品 | 常備薬(胃腸薬、ビタミン剤など)、持病の薬など 解熱剤(アセトアミノフェン製剤のもの) 包帯やガーゼ(通院できないため自宅で手当てします) ゴム手袋(汚染されたものを捨てたり、扱わなければならない時の為に) マスク(どうしてもの外出の為に。マスクは使い捨てを多めに用意) うがい薬 水枕、冷却枕、保冷剤、解熱シートなどの冷却用品 (高熱時の為。ライフラインが止まり氷がない、冷やせない場合も想定して) 洗剤・漂白剤 消毒用アルコール(汚染されたものの消毒に) カセットコンロ、ボンベ 懐中電灯、乾電池(電気、ガス、水道などのライフラインが止まったときを想定) ビニール袋(汚染されたマスクなどを密閉して捨てるために必要) 洗濯ロープ(ウイルス感染を防ぐために洗濯物は室内干しに) トイレットペーパー、ティッシュペーパー、生理用品 ウェットティッシュ ペットフード(ペットがいる場合) 多少の現金(社会経済機構が混乱してクレジットカードが使用できない場合も) |
(出展 『H5N1ウイルス襲来』 著者 岡田 晴恵 2007年)