平成を振り返る(繋がる )

私たちは言葉・絵や音楽・踊り・映像を用いて、相手に自分の考えを伝えようとします。

明治時代に郵便の仕組みが出来、昭和元年電話交換機が採用されて、遠く離れた人に伝えることが可能になりました。

平成に入り、電話回線を用いて伝えたい事柄をデジタル化することで、電子メールという手法で伝えることが出来るようになりました。
 ISDNのターミナルアダプタ
 当時登場したインターネット回線ISDN。
デジタル回線で、安定したデータ転送が可能になりました。しかし、ISDNでは基本使用料とは別に通信費がかかってしまうので電話代を気にしながらインターネットに繋げていました。
次に登場したのがADSL。
通信速度が速くなり、つなぎっぱなしでも電話代を気にすることがなくなり、一気に普及しました。
 

そして光回線の普及により、大容量のデジタル情報を送ることが出来るようになり、特定の相手だけではなく不特定多数の人々に情報を伝えることが出来るようになりました。

端末機器スマートフォンの登場に伴って、誰でもが情報発信者になりました。東日本大震災の際に押し寄せる津波の様子をリアルに閲覧でき、遠く離れた場所に住む人々も怖さを共感しました。

スマートフォンに代表される情報端末の小型化・低価格化・多機能化によって、色々な使い道が提案されつつあります。

  • ブログ
  • LINE(特定のグループ内で話す)
  • スマホ決済
  • GPS(位置情報把握)
  • ナビゲーション
  • インスタグラム

不特定多数の人々と繋ぐことが出来るようになり、個人情報の流失やそれらの悪用も社会問題化しています。

子供間のLINEによるいじめは、昭和時代には、考えられなかった”いじめ”のあり方です。

さらに多くの情報を集約・解析できるようになり、それまで気がついていなかった新しい結論を導き出す人工知能(AI)という技術も出来ました。
 平成26年にAmazonがアレクサを発表 平成26年にソフトバンクから発売されたAI(人工知能)ロボットPepper
身近になったソフトバンのペッパーくん「はま寿司」では「受付・案内」業務で活躍しています。
ほとんどの回転寿司店がタブレット端末のオーダーシステムなので気軽に注文出来ます。
 
これらの技術革新を振り返るとき、病気の診断は出来てもその治療法方がないといわれている方々のことを同時に思います。

今年亡くなった宇宙物理学博士スティーブン・ホーキング博士は、声が出せなくなっても・文字を書くことが出来なくなっても、情報技術の進展によりすばらしい業績を残されました。治療方法がないと今は言われている疾病も、人工知能の技術がさらに進化するとき、それまで気がついていなかった治療方法が見つかるのではないか?と期待します。

これらの技術に日本人科学者が大きな貢献をしています。

液晶ディスプレイに使われている青色LEDです。
 
 

平成30年12月6日午後、長時間の通信障害が発生し市民生活に混乱が生じる。
皆様、平成最後のイルミネーションを楽しまれたでしょうか?